大瀧のチェックリスト (2)

Engineering

 「大瀧のチェックリスト(1)」に色々書き込んでいるうちに、大きくなってしまいましたので、記事を分割しました。「大瀧のチェックリスト(1)」について、興味があるようでしたら、リンクから参照してみて下さい。

 「オズボーンのチェックリスト」は最後のページに載せているので、参照してみて下さい。

横の物を縦にする(縦の物を横にする) 

カメラのシャッター機構には大きく分けて、「レンズシャッター」「フォーカルプレーンシャッター」という2種類があります。「フォーカルプレーンシャッター」は高速時のシャッタースピードにも対応できるということで、一眼レフのカメラには、「フォーカルプレーンシャッター」が搭載されています。

 この「フォーカルプレーンシャッター」も色々と進化の過程を経て、「横走り方式」から「縦走り方式」と変化して来ているので、その変化の意味を説明したいと思います。

横走り式フォーカルプレーンシャッター

まずは、「横走り式フォーカルプレーンシャッター」について説明したいと思います。

①シャッターボタンを押す前で、イメージセンサー(フィルム)の前のフォーカルプレーンシャッターは完全に閉じた状態です。

②シャッターを押した瞬間の状態で、フォーカルプレーンシャッターは全開された状態で、例えばシャッタースピードが1/50秒(20m秒)に設定されていた場合は、1/50秒(20m秒)フォーカルプレーンシャッターが全開状態で、イメージセンサー(フィルム)に露光されます。

③設定されていた露光時間が終わると、いわゆるシャッターのように、イメージセンサー(フィルム)の前のシャッターが閉じます。この際、シャッターは横方向に動くために「横走り式フォーカルプレーンシャッター」と呼ばれます。

縦走り式フォーカルプレーンシャッター

 次に、「縦走り式フォーカルプレーンシャッター」について説明したいと思います。

①シャッターボタンを押す前で、イメージセンサー(フィルム)の前のフォーカルプレーンシャッターは完全に閉じた状態です。

②シャッターを押した瞬間の状態で、フォーカルプレーンシャッターは全開された状態で、例えばシャッタースピードが1/50秒(20m秒)に設定されていた場合は、1/50秒(20m秒)フォーカルプレーンシャッターが全開状態で、イメージセンサー(フィルム)に露光されます。

③設定されていた露光時間が終わると、いわゆるシャッターのように、イメージセンサー(フィルム)の前のシャッターが閉じます。この際、シャッターは縦方向に動くために「縦走り式フォーカルプレーンシャッター」と呼ばれます。

フィルムのアスペクト

 次に、フィルムの外形を考えてみます。フィルムのサイズは、縦:24mm×横:36mmで、横幅は縦の1.5倍あります。つまり、同じスピードでフィルムの前を横切った場合、「横走り方式」は「縦走り方式」と比べて、1.5倍時間がかかることになります。

 

映画館におけるスクリーンのアスペクト調整方法(横幅調整 vs 縦幅調整)

 今、映画の画像のアスペクト(縦横比)は大きく分けて2種類あります。①ビスタピジョン(1.85 : 1)②シネマスコープ(シネスコ)(2.35 : 1)です。

 「ビスタビジョン」が通常のアスペクトだとすると「シネスコ」はアスペクトが「ビスタビジョン」に比べて横長になります。下図に①ビスタビジョン②シネスコのアスペクト比較図を載せます。

 上映する映画の本編がシネスコアスペクト映像だとしても、直前のトレイラー(予告映像)などは、ビスタアスペクトで上映されます。

 そして、いよいよシネスコアスペクトの本編上映直前になって、スクリーンがビスタアスペクトからシネスコアスペクトに変更されます。その変更方法が2種類あります。

横開きタイプ :

 最初からスクリーンは2.35:1のスクリーンが用意されていますが、ビスタアスペクトの映像が写される場合は、左右がカーテンで隠されていて、シネスコアスペクトの映像が写される場合に、カーテンが開いて、2.35:1のアスペクトになります。

縦方向縮小タイプ :

 ただ、この方式はアスペクト比率は合いますが、スクリーンの面積は狭くなりますので、鑑賞する観客側からすると少し損をした気分になります。そのためか、あまり実際の劇場では見かけないようです。


 ひと昔前のドアの鍵の形状は、側面がのノコギリの葉のようにギザギザになっていました。そのギザギザ部分にシリンダーが組み合わさって鍵が開くという仕組みになっています。いわば、1次元的な組み合わせによっているといえます。

 現在のドアの鍵は、鍵材の平面的な部分にディンプル(窪み)が施されており、そのディンプルにシリンダーが組み合わさって鍵が開くという仕組みになっています。いわば、2次元的な組み合わさによっているといえます。

本来不具合になるものを逆手にとる

 皆さんも色んなWebサイトを見ていると、下図のような図が出てきて、「これを読み取って入力して下さい。」というような場面に出くわしたことがあるかと思います。

 これは、CAPCHA(Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart)という技術で、簡単に言うと、Webサイトがそこに入ってくる者が、ボット(プログラム)か人間かを判断する技術です。

オフサイド・トラップ → ゾーンプレス(サッカーの戦術)

オフサイド・トラップというサッカーの戦術があります。

1.オフサイドというルールについての説明

 サッカーで手っ取り早く得点したい場合、FW(フォワード)の選手をゴール前に張り付かて、中盤でボールを取ったらすぐにゴール前のFWに向けてゴール前に放りこむことだと言われています。

 ただ、これだとボールを保持したチームがゴール前の自分のチームのFWに向かって蹴りこむことが多くなり、中盤でのパス回しが省略される傾向があるため、「ゴール前での待ち伏せ戦略」を制限するという目的のため、オフサイドというルールが作られました。

モーター軸の偏り(携帯電話のバイブレーション)

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