映画「告白、あるいは完璧な弁護」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆☆

 この作品は、2022年に公開されたものです、韓国映画で、監督は、ユン・ソンジョク、出演はソ・ジソブ、キム・ユンジンなどです。

 もともとは、スペイン映画の「インビジブル・ゲスト 悪魔の照明」というサスペンススリラーが原作としてあって、それをリメイクしたものです。

 劇場でトレイラーを見たときにシリアスな感じがして、なんか面白ろそうと思って、本編も鑑賞してみました。ただ、劇場で鑑賞したときは、韓国映画で字幕だったのと、話のテンポについていけず全て理解できませんでした。

 ただ、サスペンス・スリラー的な要素は十分あったので、後日DVDで見ることでストーリーを把握することができました。

映画について

 映画本編の構成として、現在のシーンと過去の回想のシーンがおり交ぜて出てきます。分かりやすくするために、過去の回想シーンは青字で記します。

 映画のスタイルとしては、「いきなりクライマックス、順次タネあかし」タイプです。何のことか分からないかも知れません。私が作った言葉です。

 この言葉の意味としては、映画や小説の冒頭でいきなり物語の佳境に入る部分が描写されます。

一瞬、読者や視聴者が置いてけぼり感を抱いた次の瞬間に、話が最初から始まり徐々に読者や視聴者が話の全貌が分かってくるというようなプロットのことを指しています。

 映画でいうなら「ユージュアル・サスペクツ」などを想像してもらえればいいのではないでしょうか。

 本作品でいうと、冒頭でIT企業の若き社長のユ・ミンホ氏がキム・セヒさんの殺害容疑で逮捕されていましたが、釈放されるところから始まります。

 いきなり、殺人の容疑者が釈放されるところからも、「いきなりクライマックス、順次タネあかし」タイプになります。

 殺人容疑で逮捕されたユ・ミンホ氏はIT企業ナイングループの末娘イ・ジヨン氏と結婚した後、キム・セヒ氏と不倫関係にあり、その不倫相手を殺害した容疑で逮捕されたという訳です。

 しかし、検察は諦めた訳ではなく、再逮捕の準備を進めています。ユ・ミンホ氏は弁護士を選定中ということです。

 次のシーンで、ドライブ・インにいる女性に電話がかかってきます。女性は電話の掛けぬしの名前をハン・スンユン事務長と登録してドライブ・インを出ます。そして、山の中の道へ車を走らせます。す。

女性の車は、警察が監視しているロッジに入って行きます。ロッジには、一人の男性がいます。渦中のユ・ミンホ氏で、女性は弁護士のヤン・シネ氏であることが分かります。上述した選定中の弁護士のようです。

 ユ・ミンホ氏の説明によると、このロッジは元々、IT企業ナイングループの会長の家族のものだったそうですが、現在はあまり使われていないらしく、ユ・ミンホ氏がマスコミを避けるに使用しているそうです。

 ヤン・シネ弁護士が現れたのは、検察が状況を覆す証拠を確保したそうで、急遽対策を立てるために訪問したようです。

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