映画「福田村事件」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆

 2023年9月1日に公開された映画です。公開時に話題になったので覚えておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?私の住んでいる地域では、シネコンでは上映しておらず、市の中心部のいわゆるミニシアターで上映していたようです。ちょっとタイミングが合わなくて、先日レンタルDVD店に寄ったところレンタルとていたので借りてきて鑑賞したので、レビューを書きたいと思います。

 監督は、「A」「A2」などのオウム真理教のドキュメンタリー映画の監督を務めた、森 達也監督が初めて劇映画の監督も務めるという事でも話題になりました。


 メインのテーマは、1923年9月1日に起こった関東大震災とその後のデマ・流言を元にした、在日朝鮮人の虐殺事件を取り上げいます。メディアで取り上げられて話題になったのは、在日朝鮮人への虐殺ですが、実際に映画を見るとその他にも色々な問題が入っていました。

 物語は、澤田 智一(井浦 新)と静子(田中 麗奈)の夫婦が汽車で、澤田の郷里の千葉県 東葛飾郡 福田村へ帰郷するところから始まります。同じ列車に、日露戦争で戦死した島村 幸爾の遺骨を抱えた咲江(コムアイ)が同乗しています。澤田は朝鮮で何がしかの挫折を味わって福田村に帰って来たようですがその真相は映画の後半で明らかになります。

 同じ頃、このストーリーの中で被害者となる薬売りの行商一団が香川県(讃岐)から行商にでます。

 沢田は提岩里教会事件に関係しており、それが大きなトラウマになっており、日本に帰国した理由でもあります。

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