この記事は、「現場で役立つ図面の読み方・描き方 ビジネスに役立つ図面の常識! 図解入門 Visual Text Book」飯島 晃良 著、秀和システム刊を参考にさせて頂いています。
投影法
スクリーンの前に三次元形状の物体を置いて、そこに光を照射すると、物体の 形状が浮かび上がってきます。これを投影法と呼びます。このとき、光を放出する 光源の形態、光の向、品物の置く位置によって、投影される像が異なります。
品物の形状を投影する方法は、次の3つの要素の組み合わせで分類されます。
①投影線(光線)の種類 : 平行光線で投影するか、それとも放射光線で投影するか。
②品物と投影面の位置関係:品物の面を投影面に対して平行に置くか、それとも斜めに置くか。
③投影面と投影線 (光線)の関係: 光線に対して品物の投影面を直角に置くか、それとも斜めに置くか。
以上の組み合わせによって、投影法は下図 ツリー図のように分類されます。 図に示すように、投影法は投影線(光線)が平行光線か放射光線かの違いによって、 平行投影と透視投影に分かれます。
平行投影は、投影面に対して平行光線を当てるのですが、その際に平行光線を投影 面に直角に当てるか斜めに当てるかで、直角投影と斜投影に分かれます。
斜投影は、カ バリエ図とキャビネット図に分かれます。この2つの違いは、奥行き方向の長さをどの 程度で描くかです。
直角投影は、投影面に対して品物をどのような向きで置くかによって正投影と軸測投影に分かれます。軸測投影は、品物自体を投影面に対して傾けて置くことで、奥行き 方向の三次元的な形状を表しています。なお、このときの傾け方 (角度)によって等角 投影と不等角投影に分けられます。
正投影法は、投影面に対して品物の面を平行に置き、さらに平行光線を直角に当てる もので、第三角法と第一角法があります。
正投影法は、複数の投影図を用いることで、 品物の形状を正確に表すことができます。このとき、複数の投影図の配置によって、第 三角法と第一角法に分かれます。

第三角法と第一角法
図面の描き方には、大きく分けて2つあります。「第三角法」と「第一角法」です。「第三角法」の具体例を示します。
Aから見た図 : 正面図 (主投影図とも呼ばれます)
Bから見た図 : 平面図 (上空から平面を眺めるイメージ)
Cから見た図 : 右側面図
Dから見た図 : 下面図
Eから見た図 : 左側図
Fから見た図 : 背側図

第三角法と第一角法の記号
図面が「第三角法」と「第一角法」どちらの描き方で描いてあるかを示すかを記す方法があります。「第三角法」はアメリカで発達・普及し、「第一角法」はヨーロッパで発達・普及したらしいです。
日本でも、「第三角法」が普及しているらしいです。

図面が「第三角法」か「第一角法」のどちらで描かれているのかを示さなければなりません。それは、上記の記号を図面の「表題欄」に記入することで判別します。



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