(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)
評価:☆☆☆☆☆
先日シリーズ最新作の「ジョン・ウィック:コンセクエンス」が公開され、一応のシリーズ完結を見たジョン・ウィック フランチャイズですが、まとめてレビューしたいと思います。評価はシリーズ全体をまとめて☆5つとさせてもらいました。
ジョン・ウィック
記念すべきシリーズ第1作です。映画の冒頭でいきなりボロボロのSUVがいまにもエンストしそうな感じで現れ、中から傷だらけのジョン・ウィックが出てくるところからストーリーが始まります。
上演時間は、1時間41分です。
かつては最強の殺し屋だったジョン・ウィックですが一人女性を愛したため、その女性と結婚するため殺し屋稼業から引退します。しかしその愛した女性ヘレンは病気のため夭折します。愛する女性を失って生きる希望を失くしたジョンに、ヘレンは生前、自分が死んだ後に子犬をプレゼントできるようにしていました。
子犬を贈られてジョンは自分を取り戻したかに見えたのも束の間 殺し屋組織のボス、ヴィゴ・タラソフの息子のヨセフ・タラソフに愛車のフォード・マスタング BOSS429を売ってくれと頼まれますが「売り物じゃない」と断ります。それを根に持ったヨセフがその夜ジョンの家に強盗に入り、マスタングを盗み、ヘレンから贈られた子犬を殺してしまいます。
このことを知ったヴィゴは息子ヨセフに対して怒り狂います。ジョンはかつて「ババヤーガ」又は「ブギーマン」と呼ばれ、鉛筆一本で3人を葬り去った伝説の殺し屋なのです。報復が自分にまで及ぶことを恐れたヴィゴは息子を勘当してしまいます。
この所業にジョンの復讐心に火が付きます。地下室のコンクリートの床下に封印していた武器と謎の暗殺集団「主席連合」から渡される金貨を掘り出し復讐の準備を始めます。
何とかとりなそうとするヴィゴの申し出を断ったジョンの態度から全面対決は避けられないと判断したヴィゴは先手を打って暗殺者集団をジョンの自宅に送りますが、返り討ちに会います。そこで今度はジョンの親友のマーカス(ウィリアム・デフォー)にジョンの暗殺を依頼います。
ジョンはヨセフを殺害するために、「主席連合」の殺し屋が仕事をする際に常宿としているコンチネンタル・ホテルに予約を取ります。しかし、ここには厳格な「掟」があり、コンチネンタル・ホテル内での仕事(殺害)は禁止されており、支配人のウィンストンに釘を刺されます。
コンチネンタル・ホテルの近くの「レッド・サークル」という高級クラブでヨセフがハメを外して遊んでいるところをジョンに襲撃されます。ヨセフを仕留めそこなったジョンは傷を負いコンチネンタル・ホテルに戻り医者に手当してもらいます。
ジョンは傷の手当を終わりホテルの自室で休んでいたところ、殺し屋のマーカスに狙撃されます。しかし、それは別の殺し屋パーキンスによる殺しの手が迫っているということを警告するためのものでした。
パーキンスの襲撃を防いだジョンは逆に、ヴィゴの個人資産がリトル・ロシアの教会の地下にあることを聞き出します。パーキンスを旧知の殺し屋ハリーに見張らせ、自分はリトル・ロシアに向かいますが、パーキンスは手錠で拘束されていた右手の親指の間接を外して、手錠を抜け、逆にハリーを殺害します。ジョンは教会の地下金庫を襲撃し、隠し資金を床にまいて火を放ち、ヴィゴをおびき出します。
ヴィゴをおびき出そうとした作戦は失敗し、ジョンは逆にヴィゴの一味に捕らえられてしまいます。ヴィゴとの交渉は決裂し、またもジョンは窮地に陥りますが、ここでもマーカスがヴィゴの一味を狙撃しジョンを救い出します。
何とかヴィゴの手下の手から逃れたジョンは、ヨせフを殺害します。しかし、マーカスの裏切りを知ったヴィゴはマーカスを捕らえ報復として拷問します。その場には、ジョンをコンチネンタル・ホテルで暗殺しようとしたパーキンズもいて拷問に加わります。マーカスは最後の力を振り絞り、ヴィゴに抵抗し殺されてしまいます。これがジョンの闘争心にさらに火をつけます。そして、パーキンズは、「主席連合」の掟に逆らったとして、ウィンストンに処刑されてしまいます。
ヴィゴはマーカスを殺害した後、ヘリで逃亡しようとしますが、ウィンストンからの情報でヴィゴ一味がヘリで逃亡する前にヴィゴ達に追いつき壮絶な銃撃線となります。最後は、ヴィゴをナイフで刺し殺し、ジョンは満身創痍になり、ボロボロのSUVに乗って、保健所に現れるという冒頭のシーンへとつながります。
この映画を観ていて新しく得た知識としては、「ジョン」は「ジョナサン」の愛称だということでしょうか?映画の中でもたびたびジョンに対し「ジョナサン」と呼びかけるシーンが出てきます。
他にハリウッド映画を見ていて気づいたことは、アメリカ人は車を車庫などに駐車する時、前向きに駐車するということでしょうか?日本人だと大抵前向きに駐車します。日本の道路事情や日本人の気質などの理由があって朝急いでいる時にバックで出たくないというのがあるのかも知れません。
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