映画「ダ・ヴィンチ・コード」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆

2006年に劇場公開された有名な映画です。映画のロバート・ラングドンシリーズとして第1作ですが、原作小説としては、「天使と悪魔」続く2作目となります。主人公のロバート・ラングドン教授をトム・ハンクスが演じています。

トレイラーでは、「ウィトルウィウス的人体図」に模した殺人事件を匂わせていたのを覚えています。結局被害者は殺されたのですが、「ウィトルウィウス的人体図」に似せた死に方をしたのは被害者であるソニエール自身がやったことが分かり謎が深まります。

この映画には、フランス警察のファーシュ警部としてジャン・レノが、ソフィー・ヌヴー暗号解読官として、オドレイ・トトゥが出演しています。オドレイ・トトゥといえば「アメリ」の主演俳優です。「アメリ」はまだ観ていないので見た際には、このコーナーで紹介したいと思います。

この映画は、2つの視点が並行して切り替わって進んで行きます。1つはラングドン教授の側からの視点。もう1つは、シラスをはじめとするオプス・デイ側からの視点です。

ハーバード大学教授のロバート・ラングドン教授はパリを訪れ、講演を行います。その講演の終了後、フランスのFBIにあたるコレ警部補からソニエールがルーブル美術館で殺害されたと聞きます。ルーブル美術館に赴くと、ジャン・レノが扮するファーシュ警部が待ち構えています。

ラングドン教授は遺体を検分して何とか謎を解こうと試みてみますが、そこへ暗号分析官のソフィー・ヌヴゥー(オドレイ・トトゥ)が現れます。ソフィーはファーシュがラングドン教授をソニエール殺しの殺人犯に仕立て上げようとしていることに気づき、助けようとします。ソフィーは殺されたソニエールの孫娘だと称します。自分がやがて殺されることを察知したソニエールは、ある謎の解明をラングドン教授と孫のソフィーに託します。

ラングドン教授とソフィーはソニエールが残した暗号を解き、百合の紋章が付いたキーを見つけます。百合の紋章はシオン修道会の象徴であったことから、ソニエールもシオン修道会と何らかのつながりがあったと推察されます。

フィボナッチ数列:

F0=0

F1=1

Fn+2=Fn +Fn+1

0,1,1,2,3,5,8,13,21….. (あるいは、1,1,2,3,5,8,13,21….)

映画内では、
1,1,2,3,5,8,13,21
となっています。

途中でシオン修道会とテンプル騎士団についてラングドン教授から説明がされるのですが、一度聞いただけでは分からず、何度も字幕を見直さなければ理解が難しいです。あるいは、原作小説に詳しく書かれていると思いますので、原作小説を読んでみたいと思います。

映画終盤で携帯電話で文献を検索するシーンがあるのですが、2006年公開の映画とあってここでは、ガラケーで検索している描写が時代を感じさせますね。

時系列による真相

 この映画は、ミステリーなので、時系列も視聴者を惑わすように編集されています。映画から読み取った内容を時系列にまとめてみようと思います。

(1) イエス・キリストという若いユダヤ人が現れて”愛と唯一の神”の存在を説きました。

(2) 彼が磔になって1世紀後、急増したキリストの崇拝者は異教徒に宗教戦争を挑みました。

(3) その対立が激化しローマが二分されました。そこで西暦325年当時のローマ皇帝コンスタンスティヌスはキリスト教をローマ帝国の国教としてさだめ国を統一しました。

(4)コンスタンティヌス皇帝はキリスト教を新たな伝統として確立するため「ニケーア公会議」として知られる有名な宗教会議を開きました。

(5)

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