映画「侍タイムスリッパー」のレビュー・感想

邦画

(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆☆

 この作品は、2024年に公開されました。監督は、安田 淳一、主演は、山口 馬木也です。大手の製作会社が製作したものではなく、ほとんど自主製作映画として製作され、公開されると上映館がどんどん増えていったことから、「カメラを止めるな!」の再来と話題になったので、記憶されている方もいらっしゃるでしょう。

 ただ、今回は自主製作映画といっても、山口 馬木也さんや冨家ノリマサさんなど本職の俳優陣が何人か出演している点が違います。

 ネットで色々撮影の裏話等を拾っていきますと、監督が自主製作映画を撮影していることは周りの人にも知られていたようです。監督は、京都に住んでいて、東映京都撮影所がたまたま空いていたので、そこで撮影できたのも僥倖だったようです。

映画について

 時代は幕末、場所は京。都では、反幕府勢力を新選組が討伐して、その名を響かせています。同じ,幕府派としては、会津藩も長州・薩摩派に一撃を加えたいところです。

 そこで、会津藩士の高坂 新左エ門(山口 馬木也さん)と村田 左之助が長州藩士を打ち取ろうと待ち構ええています。そこへ、長州藩士の山形 彦九郎が屋敷から現れます。

 会津の二人は、山形へ切り込みますが、村田は山形の刀の柄で脇腹を衝かれあえなく気絶してしまいます。そこで、高坂と山形との一騎打ちとなりますが、その時雷が落ちてきます。そして、高坂 新左エ門は、現代へタイムスリップしてしまいます。

 タイムスリップ先は、140年後の現代の東映京都撮影所です。そこでは、時代劇のテレビ番組の撮影が進行しています。しかし、高坂は撮影と現実の区別がつかず、撮影の途中に割り込んで監督に怒られてしまいます。

 訳も分からず、撮影所内を歩き回っているうちに、撮影用のクレーンにぶつかってしまい気を失って病院に搬送されてしまいます。助監督の山本 優子のおかげて、病院に入院することができましたが、高坂はまだ事態を把握することができず、病院を抜け出します。

 現実に起こっている事態が理解できず、あてどもなく歩き回る高坂ですが、歩き回っているうちにタイムスリップした長州藩士の山形 彦九郎を闇討ちした西経時(せいけいじ)にたどり着きます。

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