映画「十二人の死にたい子どもたち」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆☆

本作品は、2019年に公開された作品です。監督は、堤 幸彦 監督、主演は杉咲 花さん他です。この作品は、原作があり、原作者は冲方 丁さんです。

 この作品は、劇場で別の作品を見たときに、トレイラ-が写っていて、豪華な俳優陣とサスペンスを思わせる映像にまずは原作本を読んでみました。まず、原作が秀逸でした。

 最初は、サスペンス物かなと思わせておいて、実はミステリー物に変化していきます。

 主演は、「杉咲 花さん等」と書いたのは、この映画は群像劇で杉咲さんの他にもタイトル通り12人の若手俳優がそろっているため、12人の若手がすべて主演ともいえるからです。

映画について

 解体を待つばかりの廃病院に未成年の男女が続々と集まって来ます。まず最初に現れたのは、サトシ(高杉 真宙さん)です。ある「集い」の主催者です。躊躇くなく廃病院へ入って行きます。

 それもそのはずで、彼はこの廃病院の院長の息子だからです。だからこそ、この「集い」の主催者になり、会場にこの廃病院を選べた訳です。

 彼は、まず配電盤のスイッチを入れようといますが、すでにブレーカーのスイッチは入っており違和感を覚えます。

 次に、彼はほかの参加者にも伝えてあるとおり、受付においてある金庫を開けて数字のプレ-トを取り出します。到着順に、プレ-トを取っていくので、当然サトシのプレ-ト番号は、「1」です。

そして、サトシは地下一階の多目的ホール「集いの場」へと入って行きます。「集いの場」の集合時間は正午と連絡してあります。サトシは、主催者なので一番早く、午前11時に多目的ホールの鍵を開けて準備にかかります。

 次に、廃病院にやって来たのは、プレ-ト番号「2」のケンイチです。ですが、ケンイチはカウンターの上に、マスクとニット帽が置いてあるのを見て違和感を感じます。まだ集合時間には早いと思ったのか、「集い場」には、いかず、2階の待合室でおいてある雑誌を見て時間を潰します。

 次は、プレ-ト番号「3」でゴスロリファッションのミツエがやって来て、トイレに入ります。しかし、その女子トイレにはスニーカーが左足だけが脱いだ状態で置いてあるのを見つけます。

 そして2階の待合室のカウンターに置かれていたマスクとニット帽が誰かの手によって回収されます。そして、正体不明の白い服を着た女性が2階の待合室ふきんから出て行きます。

 待合室で雑誌を見ていた、ケンイチの後ろで何か大きなものが落ちる音がします。そして、4番のプレ-トを置いた者が走り去って行きます。

 次に新たな訪問者が現れます。5番のプレ-トを持った彼は、廃病院の玄関に佇んで、自動ドアの開閉を見守っています。その時、自販機で飲みものを購入する音が響き、振り返ります。

 ケンイチは、「集いの場」である多目的ホールを開けて中に入ります。そこには、番号順に12床のベッドが円形に並べてあります。しかし1番のベッドに既に誰か寝ているのに、ケンイチは違和感を覚えます。

 次に少女2人が廃病院の通用口に現れます。マイコ(黒島 結菜さん)とアンリ(杉咲 花さん)です。

 少女2人の前に、2人の少年がすでに廃病院の中に入っていました。9番のノブオ(北村 拓海さん)と10番のセイゴ()です。

 そして、廃病院の屋上には一人少年がいました。8番のタカヒロ(さん)です。エレベータが止まっていたために、ノブオとセイゴは階段で最上階に上がって行きます。すると、エレベータの扉に椅子がおいてあり、扉が意図的に閉まらないように細工されていました。

 そこで、最初に屋上にいたタカヒロとノブオとセイゴは合流します。タカヒロは吃音の癖があるようです。セイゴがエレベータを止めていた椅子をどかし、3人で1階へ降りて番号プレ-トを取りに行きます。

 そしてまた一人少女が「集いの場」へとやってきます。マイ(さん)です。彼女は、通用口の前の植え込みに捨てられていたマスクとニット帽を見つけます。そして金庫を開けて「11」番のプレ-トを手にします。

 そして最後の少女が金庫の前に現れて「12」番のプレ-トを手にします。これで当初予定していた参加者12名と謎の1名が「集いの場」に揃います。

 ここで、ルールの確認が行われます。ルールは、「 12時になったら全員揃う揃わないにかかわらずすぐに実行するか話し合ってから実行するか決める」となっています。

 他の11人の参加者は「1」番のベッドに寝ている人物が主催者だと思い、すでに自殺を実行したと思い込んでいます。実行するかどうかを決めようという雰囲気になったときに、「集いの場」のドアが開き「1」番のサトシが現れます。

 サトシによって参加者の名前が呼ばれ、参加者が明らかになります。

 サトシによって、改めてこの「集い」の目的が説明されます。その目的とは、命についての選択、つまり今日ここでこの12人が安楽死を迎えるかどうかを決定する「集い」だということが明かされます。

 しかし、シンジロウの確認の質問によって、すでに「1」番のベッドで死んでいる人物がこの「集い」に参加を予定していない人物であることが明らかになります。

 このような不測の事態でも「集い」のルールは変わらず、実行するかどうかは全員一致が原則なので決をとることになります。

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