映画「クリード 過去の逆襲」の感想・レビュー

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆

これは映画館でロードショーを見てきました。他の観客は1人だけでした。これも最近別の映画を見た際にトレイラーで紹介されていてボクシングの試合のシーンがすごくリアルだったので、見てみたくなり鑑賞してきました。

まず映画の冒頭に日本語のメッセージがあります。上映後エンドロールの後に引き続きアニメの上映があるのでお見逃しなくという注意喚起があり、末尾に「マイケル・ジョーダン」とありました。私の世代だとマイケル・ジョーダンというとバスケットボールチームのシカゴ・ブルズのスーパー・スターを思い浮かべます。それであの画面を見たとき「あのマイケル・ジョーダンがこの映画製作に関わっていたんだ」と思って映画を見続けたたのですが、なにかモヤモヤ感が残っていました。そのモヤモヤ感は最後のエンドロールを見たときに解決したした。この映画の監督兼主演がマイケル・B・ジョーダンさんだったのですね。

この作品はシルベスター・スタローンの「ロッキー」シリーズのスピンオフシリーズという位置づけになるようです。この作品にはシルベスター・スタローンは出てきません。前の前の作品である「クリード チャンプを継ぐ男」は見ていましたが、前の作品の「クリード 炎の宿敵」は見ておりませんでした。作品自体は割と独立したものなのでこの作品だけを見ても楽しめるのですが、やはり一部前作と話が繋がっていて前作を見ていた方がより楽しめるようです。前々作ではクリードは一人ものだったと記憶しているのですが、今作では結婚していて、娘までいました。その娘が耳が不自由な設定になっており、「チャンプを継ぐ男」はこういう内容だったかなあと思って見ました。

物語はクリードがチャンピオンの防衛に成功した後、15年程遡って少年期の頃の話になります。少年期の頃アドニスが暴力事件を起こしアマチュア・ボクサーだったデイミアンがその事件に巻き込まれるのがこの映画全体を貫いていく核になります。ただ、少年期の描写ということで、暴力事件を起こすアドニスもデイミアンも本編の役者とは別のティーンエイジャーが演じているので、なかなかマイケル・B・ジョーダンやジョナサン・メジャースと結びつきませんでした。その暴力事件が結局どういう流れで現在につながっているのかも映画全体を通して明らかになっていきます。

デイミアンが服役中に実家のアドニスあてに何通も手紙をかいたと聞いたが、アドニスに心当たりはなく、実家の母親に聞くと、デイ三アンからの手紙が大量に隠してありました。「またあのころの粗暴なアドニスには戻って欲しくなかった」というのが母親の気持ちだったのでした。刑務所から送られてきた手紙に写真が同封されていたのですが、その写真には刑務所の仲間とデイ三アンが写っています。その写真を見てアドニスは衝撃を受けるようなシーンがあるのですが、あの写真に写っていたのは誰なのでしょう。

その後、幸運なことにデイ三アンは世界統一ヘビー級チャンピオンになるのですが、二人の関係に決着をつけようと今度はアドニスが挑戦者となりチャンピオンのデイ三アンに挑みます。この場合は映画の観客は最後はアドニスが勝つと分かっているのだから、後はいかにボクシングの試合を感動的に見せるかだと思います。そういう観点からこの作品を見た場合、及第点に達していたと思い評価は星3つとしました。

冒頭にも書きましたが、エンドロールが終わった後にアニメ影像が流れます。マーベルシリーズからエンドロール後にちょっとしたおまけ的な映像が上映されるのですが、これはマーベルシリーズのそれでとは少し違うようで、ガッツリ、トレイラーっぽい感じでした。

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