この記事は、「よくわかる最新分析化学の基本と仕組み 現場で必要とされる分析法のノウハウ 図解入門 Visual Guide Book」津村 ゆかり 著 秀和システム 刊を参考にさせて頂いています。
「分析化学」と「化学分析」
「分析化学」は、化学分析の基礎理論から応用までをカバーする学問体系を意味します。
「化学分析」は、個別の分析という意味です。
国際単位系(SI)
SIは2019年施行の改定において、7個の定義関数の数値と単位が定められ、定義定数を掛け合わせたり割ったりすることで基本単位を定める仕組みへと改められました。


基本単位を組み合わせてさまざまな組立単位が作られます。物理量を割って作られる組み立て単位ではスラッシュ「/」を基本的に1回まで使うことができます。組立単位の中には、固有の記号を持つものが次の表のとおり22個決められています。

極性
分子の中の電子の偏りが極性を生み出す
物質には水に溶けやすいものと油に溶けやすいものがあります。この性質の違いは、分子の中の電子の偏りから生じます。
共有結合した分子と原子は2個の電子(電子対)を分け合っています。しかし、電子を引き付ける力に違いがあると、電子の分布はわずかに偏ります。原子が電子を引き付ける力(電気陰性性度)の差が大きいほど電子の偏りが大きくなり、極性が生じます
ただし二酸化炭素のように直線状の分子や、メタンのように正四面体状の分子では、各原子間に電気陰性度の差があっても電子分布の偏りを分子内で打ち消し合うので無極性です。あまりに電気陰性度の差が大きいとイオン結合になります。極性の概念は共有結合性分子(イオン結合と共有結合)についてのもので、イオン結合には使えません。
δ+とδ-が引き付けあう


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