映画「バットマン ビキンズ」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆☆

クリストファー・ノーラン監督のバットマン・リブート・トリロジーの第1作目のレビューです。

ブルース・ウェインがバットマンになった経緯は、少年期に腐敗しきった街ゴッサムシティの街中で大富豪夫妻の両親を銃殺されたことが原因です。これは有名なエピソードですが、この映画でも冒頭で丁寧にえがかれています。この時のトラウマを乗り越えるために、ブルースは自分探しの旅に出ますが、中央アジアでラーズ・アル・グールという謎の人物に出て会います。ここでラーズ・アル・グールに扮しているのが、渡辺 謙さんです。この時の演技が評価されて「インセプションズ」にも出演が決まったのでしょうか?最初はラーズ・アル・グールの手下として登場して、しかし本当のラーズ・アル・グールを演じているのは、リーアム・ニーソンです。リーアム・ニーソンというと「シンドラーのリスト」でオスカー・シンドラーを演じたのが記憶に残っていますが、それ以外は割と悪役が多いなとう感じです。

ブルースはネパールの山奥で「影の同盟」による訓練を受けるのでですが、「影の同盟」の兵士が全員忍者の装束なのです。なぜネパールの山奥に忍者がいるのかよく分からないのですが、欧米人がみるアジアは全部同じに見えるのでしょうか?

ゴッサムに戻ってきたブルースは両親の敵であるチルに対して復讐し殺害しようとするが幼馴染で現在は検事になったレイチェル(ケイティ・ホームズ)にさとされ、ゴッサムの浄化にまい進することを決めます。執事のアルフレット(マイケル・ケイン)やウェイン産業のエンジニアであるフォックス(モーガン・フリーマン)の協力を得て着々とバットマンになっていきます。こうして書いているだけで豪華な出演陣ですね。

この「バットマン ビギンズ」で一番記億に残っているシーンとしては、ブルース・ウェインは世直しをするため夜な夜なバットマンになり悪を懲らしめます。しかし、その正体がブルース・ウェインとバレてはいけないので世を忍ぶ仮の姿として大富豪が金にあかせて遊びまくるというプレイボーイを演じます。

 ある晩、ランボールギーニに乗ったブルースがヨーロッバ人の女性を2人つれてセレブの会合が開かれるホテルの食事会に訪れます。そのガールフレンドたちはセレブ同士の話が面白くないようで、レストレランに設置された装飾用のプールで泳ぎ始めます。対応に苦慮したホテルのマネージャーがブルースにお引き取り願い出ますが、ブルースは小切手帳を出して金額が書き入れ始めます。ホテルのマネージャーが「お金の問題ではありません」と言って再度退店を求めますが、ブルースは小切手をマネージャーの胸ポケットに押し込んで「これでこのホテルを買い取ろう」といいます。こういう事を自分もやってみたいですね。これに似た大富豪エピソードは次回作「ダークナイト」にも出てきますのでそのレビューの際に紹介します。

 渡辺 謙さん演じるのがラーズ・アル・グールだと思わせていたのですが、彼は影武者で本物のラーズ・アル・グールはリーアム・ニーソンだったのです。

 今回の事件が解決して、ゴードン巡査部長が警部補に昇進して一件落着したかに見えます。しかし、新たな犯罪が置き、そこに1枚のトランプのカードが置いてあります。ゴードン巡査部長がバットマンにそのカードを手わして裏返すとジョーカーの絵柄が現れます。次回作「ダークナイト」でバットマン最凶の敵、ジョーカーが現れることを示唆して今作は終わります。

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