映画「フラガール」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆☆

 本作は2006年に公開された作品です。主演は、松雪 泰子さんで、監督は李 相日 監督です。公開した年に大ヒットして、各種映画賞を受賞しました。

 この作品は、1960年代から70年代にかけて、日本各地の炭鉱が閉鎖されます。斜陽産業となった炭鉱業にリストラの嵐が吹き荒れ、福島にもやってきます。そこで、福島では、「炭鉱」から「観光」をスローガンに「常磐ハワイアンセンター」という、リゾート施設を作り、産業構造を変えようとします。

 リゾートの目玉は、ハワイアンダンスで、地元ではそのダンサーを募集し始めます。しかし、当時の時代背景もあり、ダンサーにたいする誤解や偏見もあり、なかなかダンサーは集まりません。

 結局、集まったのは、この炭鉱の街の閉塞感から抜け出したいという、早苗(徳永 えり さん)とその友達の紀美子(蒼井 優さん)と、常磐ハワイアンセンターの職員の初子と炭鉱抗夫の娘の小百合(山崎 静代さん)の4人だけからのスタートとなりました。

 公開されたとき、テレビ朝日の深夜番組で「虎の門」という番組をやっていました。

 映画のブリントは、おそらく1970年代を意識してか、すこしセピア調になっています。テーマ曲としては、ハワイ在住の日系アメリカ人のウクレレ奏者ジェイク・シマブクロ氏による楽曲が使われています。

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