(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)
評価:☆☆☆
長澤まさみさん主演の映画です。原作は葉真中 顕さんのロスト・ケア 葉真中 顕 著になります。原作小説は映画鑑賞後に読みました。感想はBookレビューの欄に書いてありますので、そちらも参照して頂けれると幸いです。
映画館で別の映画を観ていた時にトレイラーで紹介しされていて、面白そうだと思ってみてみました。
映画化にあたり原作小説を大きく脚色しているようです。原作小説のレビューでも書きましたが、原作小説と映画は別物ですので、原作があってもその通り映画を作る必要はないと思いますし、映画は映画のみで評価すればいいと思います。ただ、そういう見方をしてもこの映画作品は小説を超えるレベルには達していないように感じました。
まず映画の性質上どうしてもキャストを初めから発表する必要があり、松山ケンイチさんがフィーチャーされ、犯人役はその時点でバレてしまいます。トレイラーなどでもガンガン出ていますから、小説のような倒叙形式にはできないということで大きく構成が変わったのでしょう。
原作では、検事役は男性なのですがこの映画では長澤まさみさんがキャスティングされていて大きく変わっています。ただ、この変更はうまく行ったのではないかと思います。長澤さんは演技力がしっかりした俳優さんなので、映画全編に渡ってリアル感があったと思います。
検察事務官の椎名幸太役には、鈴鹿央士さんが出演されいますね。この人には、蜜蜂と遠雷 でも風間塵役で出演されいます。数学が得意な理学系出身の事務官という役で、この人の発見が連続殺人発見の端緒となります。
映画のストーリーとしては、男性の独居老人が孤独死している場面から始まります。その老人の搬出現場に検事の大友秀美(長澤ますみさん)がやって来て、搬出作業を見守りますます。
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