(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)
評価:☆☆☆☆☆
2022年に公開された映画のレビューです。もともとのオリジナルはゲームがあり、それを元にして映画化したものらしいです。「トゥームレイダー」などもゲームを元に映画化されたようなので、同じような制作過程なのかなと思います。
主演はMCUのスパイダーマンを演じたトム・ホランドです。脇はマーク・ウォルバーグが努めます。
映画のストーリーとしては、何の説明もなくいきなりクライマックスのスカイダイビングシーンから始まります。クライマックスシーンが一段落した段階で、映画のストーリーは初めから始まります。こういう形式は小説などでもよく見ますが何か名前がついているのでしょうか?
ストーリーは15年前から始まります。本映画の主人公ネイトとその兄サムの兄弟は海賊の血を引く末裔ですが現在は孤児の兄弟です。先祖の海賊に憧れてマゼランが隠した黄金を探そうとして博物館に侵入しようとします。しかし、その都度つかまりますがその度に許されてきました。しかし、とうとう兄のサムは警察に逮捕されることになります。逮捕されるのを逃れるためにサムは逃亡を図ります。それ以来、ネイトとサムは一度も会っていません。
時間は進んで15年後の現在、ネイト(トム・ホランド)はニューヨークのバーでバーテンとして働いています。少し手癖が悪く、客のアクセサリー等をくすねる癖があります。そこにサリー(マーク・ウォルバーグ)という人物が現れて、ネイトを仕事に勧誘します。
サリーと話していて、サリーが15年前に分かれて一度も再会していない兄サムと知り合いなのを知りその仕事に乗ります。ターゲットはマゼランが初めての世界一周の航海で隠したとされる黄金のありかを解く鍵となる十字架である。その鍵がオークションに出品されるのでオークション会場から奪おうというのである。
そのオークションには、マゼランの世界一周航海のスポンサーになったモンカーダ家の末裔(アントニオ・バンデラス)も参加しており、その十字架は自分達が正当に受け継ぐべきものだとして、落札する気満々です。サリーの商売敵で目的のためには人殺しも厭わないブラドッグをモンカーダは雇ったようです。
オークションでネイトが一暴れして、オークション出品の黄金の十字架はサリーとネイトの手に入ります。マゼランの航海のスポンサーがスペインだったこともあり、黄金の隠し場所はスペインにあるだろうとのことでバルセロナに飛びます。
バルセロナでサリーによってヒロイン・クロエに引き合わせられます。ただ、サリーとクロエの会話からは、二人がネイトの兄のサムの失踪について何か知っていそうなことを匂わせます。マゼランの乗組員が残した日記から、黄金の隠し場所は松の木と関係がありそうですが、それは修道会であることをネイトが突き止めます。
修道会の祭壇に黄金の鍵で開く洞窟があります。ネイトとクロエが洞窟をサリーが地上を進んで行きます。洞窟の中を進んで行くに従って、「インディ・ジョーンズ」や「グーニーズ」を彷彿とさせます。
洞窟の奥に隠されていたのは、複数の背丈ほどもある大きな壺で中には塩が入っていました。洞窟の奥にわざわざ塩を隠しておくことに疑問を感じたネイトはさらに壺を調べます。予想した通り、壺の中には、塩と一緒に黄金を隠した地図が隠されていました。しかし、クロエの突然の裏切りにより、地図は持ち去られてしまいます。
クロエは地図をモンカーダへ売り渡します。モンカーダ、ブラドッグ、クロエとそれぞれの思惑を持った者たちが呉越同舟で地図が示すフィリピン沖へ飛行機で向かいます。
映画が終了してエンドロールに行くかと思ったところで、サムが生きていて監禁されているシーンが写されました。続編を期待させるシーンで終わりました。
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