映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のレビュー・感想

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(※内容について本文で一部言及しています。未視聴の方はご注意下さい。)

評価:☆☆☆☆

 ハリー・ポッターシリーズの記念すべき最初の映画です。2001年に公開されてにます。今回レビューを書くにあたってもう一度見直してみたのですが、VFX処理に多少の古さを感じるものの、映画としての完成度は高いですね。

 ストーリーは、ハリー・ポッターは悪の魔法使いヴォルデーモートに両親を殺され、自身も殺されるところをすんでのところで助けられ、人間界で10歳までそだてられます。ホグワーツ魔法学校入学のころには、かなりの有名人になっている人物が魔法学校に入学してくるとあって噂になります。

[コラム]虎の門

 この映画が公開されたころ、テレビ朝日系列の深夜番組で「虎の門」というバラエティー番組をやっていました。その番組の1コーナーで「こち虎自腹じゃ」というコーナーがあり、映画監督の井筒和幸監督が、映画館へ行き自腹でチケットを買い、その鑑賞した映画のレビューをするという企画がありました。

 普通のテレビ等での映画紹介は、配給会社が試写会を開いてくれて、鑑賞者は無料で映画が見られます。無料で見られるので、レビューする側も「忖度」してあまり辛口な評価はしないのですが、このコーナーではチケットを自腹で購入するので「忖度」なしの辛口レビューが評判のコーナーでした。

 ただ、あまりに辛口レビューをするので、配給会社も気を悪くして、途中から映画告知用のショートフィルムを「虎の門」に貸してくれないという異常事態が起こってしまいました。

 しょうがないので、スタッフの中で、ダニエル・ラドクリフに似た人がローブをまとってほうきにまたがって映画のシーンを再現した映像を使っていたのを思い出しました。

 ホグワーツ魔法学校に行く際の汽車の中で、ロンとハーマイオニーと知り合います。これからの長いシリーズを通して活躍していくトリオの初顔合わせです。ハリー・ポッターを見て初めて、ハーマイオニーという女性の名前を知ったのですが、ハーマイオニーという名前は英語圏ではよくある名前なのでしょうか?

 ホグワーツに着くとライバル ドラコ・マルフォイとも出会います。ハリーとハーマイオニーとロンはグリフィンドールの同じ寮の寮生になります。ライバルとなるドラゴ・マルフォイのスリザリンになります。

飛行の授業でその才能を見込まれてクディッチの選手に抜擢されます。ハリーの父親もクディッチの名シーカーだったことをハーマイオニーに教えてもらいます。 そこからグリフィンドールの寮に帰ろうとした3人ですが,階段が変わってしまい入ってはいけない区画へ入ってしまいます。そこには、頭が3つの犬(ケルベロス)が見張りをしている部屋でした。

 その後、グリフィンドールとスリザリン対抗のクディッチの試合が行われます。ここでハリーのほうきが突然変な動きを始めます。スネイプ教授の仕業だと思ったハーマイオニーがスネイプ教授のマントに火を付けて難を逃れます。クディッチの試合にも勝利します。

 スネイプ教授の行動を不審に思ったハリー達はハグリットに相談します。するとハグリットから逆に注意されます。お前たちは深入りし過ぎている。この件に触れていいのは、ダンブルドア校長とニコラス・フラメルだけだと。

 クリスマス休暇を前にして、ハーマイオニーから図書館の閲覧禁止の本を調べて見ることをすすめられます。クリスマスの日、ハリーに誰かから父親の形見の透明マントをプレゼントされます。ハリーはこの透明マントを図書室の閲覧禁止の本てでニコラス・フラメルを調べようとします。図書室でニコラス・フラメルのことは分からなかったのですが、ホグワーツ校の一室に「みぞの鏡」があることを発見します。「みざの鏡」とは、心の奥に秘められた何よりも強い望みを写し出し、この鏡に魅入られ身を滅ぼした者も大勢いるという大変危険な鏡なのです。

 ハーマイオニーの情報からニコラス・フラメルは「賢者の石」と関わりがあることが分かります。そのことを確かめに夜中に寮を抜け出して、ハグリットのもとへ行ったところ、ハグリットはドラゴンを卵から孵化させていました。寮から抜け出したことをマルフォイにマクガナル教授に告げ口されたため、マルフォイとともに「暗黒の森」を見張りを言い渡されます。「暗黒の森」でハリーたちは、ユニコーンを殺してその血を飲んでいる謎の生き物に遭遇します。

 ハリーはその生き物こそがヴォルデモートだと思いいたります。いまは、ユニコーンの血を飲んで生き長らえいますが、いずれは、賢者の石をてに入れて体を手に入れようとしていると見抜きます。その謎はケルベロスが守っている隠し扉の下にあると見て、そこに入ることを決断します。

 ケルベロスの隙をついて隠し扉の奥に入りこんだハリー一行ですが、「悪魔のワナ」「鍵鳥」「リアルチェス」といす数々の艱難辛苦を乗り越えて、「みぞの鏡」にたどり着くとそこにいたのは、クィリル教授でした。クディッチの試合でスネイプ教授が魔法をかけていたと思ったのはハーマイオニーの早とちりで、実際に魔法をかけていたのはクィリル教授でスネイプ教授はそれを阻止しようとしていたのでした。ヴォルデモートはクィリル教授の後頭部に寄生し、ハリーから賢者の石を奪おうとします。クィリル教授との死闘を経てヴォルデモートをハリーは撃退します。

 最後は各寮での点数争いですが、ヴォルデモートとの闘いを評価されてグリフィンドールは勝利します。そして、ホグワーツでの生活を終えて、ハリー達魔法学校の学生は人間界に帰っていきます。

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